ゆいりすホーム 障がい者自立支援事業~グループホーム~②

障がい者自立支援事業
グループホーム ゆいりすホーム

ゆいリビングには、開業当初より特別な
お客様がお見えになります。

特別というのは、少なくとも開業者である
私が一方的に思っている方思いかもしれませんが、
その方々あって開業に辿り着けた、という感じたことで
「特別」ということです。

その特別なお客様の中に、ご夫婦で教師をされている
方がお見えになりました。

現在ではご退職されていますが、現役当時はいつも
お忙しくされており、そんな中でもゆいリビングを
いつも当てにして頂き、その敷地内のリフォームや
リノベーション、コンバージョンと、様々なご依頼を
頂き、今も仲良くさせていただいております。

そのこれまでの関わり合いの中で、当に奥様のお話しが
とても興味深く面白く、違う世界の話をいつもして
くださいました。

その奥様は特別支援学校の教員をされておられ、近隣市の
支援学校長を2校もされ、定年後も愛知県より県内の
西三河地区の特別支援学校から卒業される生徒の就職先を
あっせんする役割までも任される程の方でした。

2016年冬、LDKリフォームの相談に伺った際、奥様が
「私、退職したら自分で支援学校の卒業して働く子共達を
引き続き支援できるグループホームを作りたいから、
その時は施設の建築お願いね。」とおっしゃっていました。

障がいをもつ子たちの特性や、だからこそ健常者ではもち得ない
素直でかわいいところ、しかし現実社会で自立していく事の
難しさをお話しされていました。そして障がい者というカテゴリーを
国自体が社会から遠ざけている現状を憂い、「わたしだけでも」
「わたしのできるところまで」と、商売としてではなく、志のみで
行動しようとされる姿に感動や尊敬を強く覚えました。

それから約1年後、修理を依頼され訪問した際に伺ったんです。
「あれから退職されて夢は現実になりそうですか」と。

すると奥様は表情暗く、「あれね、やっぱりできなさそう」
と肩を落とされていました。

どうやら奥様が考えてきた事業を自治体のモデル事業として
申請されたようで、採択されると助成金を受け事業費に
充てられるので、運営費用として考えられていたようです。

プレゼンもされたようで、その内容も素晴らしいと評価され
採択に手ごたえを感じたそうなのですが、最後に審査員から
「でもこの事業モデルは、退職後からどれだけ継続させる
ことができますか」「素晴らしい考え方や内容ではありながら、
事業=商売として考えると、申請者さん(奥様)の私財が尽きた
時点で事業継続が難しくなるので、採択できません」と答えが
返ってきてしまったようです。

奥様は「でも、大きくはできなくても私ができることないかなぁ」
と、落ち込みながらも次の事を探しておられました。

その直後、2018年の冬、私は奥様に連絡をすることになりました。

次回は、もう一つの視点からお話しを始めたいと思います。
















コンバージョン‥・用途変更したリノベーションのことです。
この奥様宅は農作業倉庫から車庫兼セカンドリビングとされました。

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