高浜市 Y・S様 古民家再生リノベ

お客様のご要望 ①祖母より譲ってもらった歴史のあるこの家を大切に残していきたいのですが、あと何年使えますか
②新しい家族と住んでいくにあたり、重厚感のある雰囲気を残したまま現代的な生活にリノベーションできますか
③暗い家なので難しいのかもしれませんが、明るい子供部屋を2つつくる事はできますか
④夏の暑い日は涼しいのですが、冬の寒さは解消できる家にできますか
⑤段差の多いことと、天井の低さを解消できますか
⑥収納が少ないので大容量の収納スペースはつくれますか
⑦収納付きの階段をリノベーションに取り入れることはできますか

施工事例データ

住所 愛知県高浜市
施工箇所 LDK・居室
住宅形態 戸建て
リフォーム面積 11.5㎡
費用 約1.900万円
工期 約120日
築年数 130年
使用商材 キッチン(TOTO:ザ・クラッソ)窓(YKKAP:エピソードNEO)床(無垢:UNI ウォールナット)壁(四国化成:ジュラックスC)天井(サンゲツ:リザーブ)その他(TOTO:アームレスト)トイレ(TOTO:ネオレストDH1)ドア(Panasonic:ベリティス)窓(YKKAP:エピソードNEO)床壁天井(サンゲツ:H-FLOOR・リザーブ)外壁(木造作仕上げ:下見板張り)その他(名古屋セラミックス)ドア(Panasonic:ベリティス)窓(YKKAP:エピソードNEO)床(DAIKEN:無垢 健やかおもて)壁天井(サンゲツ:リザーブ)
ご提案内容 《悩みの原因》
①伝統構法で建てられている古民家がなぜ長持ちするのか、歴史や構造、特徴を知っていただくことが必要でした
②抜ける柱や抜けない柱等構造上の制限を守りながら、いくつものプランをお見せしご安心頂くことが必要でした
③現状の北廊下の存在が家の衷心より北側の部屋をすべて暗くしていました
④既存の床や天井はもちろん、壁やサッシも断熱性能をもつ仕様のものが設置されていませんでした
⑤古民家特有の敷居や鴨居梁等への規制についてご理解をいただくことが必要でした
⑥長年住んでいたため捨てられない家財の多さが、たくさん収納が欲しいという希望になっていました
⑦ご主人がこの家で生まれ育ち、おばあさまとの思い出の品でもあるとのことで廃棄することができないとのことでした

《解決方法》
①「古民家インスペクション」の結果に基づき、耐震壁を設置せず剛芯を中心に合わせながら接合部の補修を行い、伝統構法の特徴である「揺れをいなす(逃がす)」総持ち構造を残しました
②③⑤⑥抜けない柱や梁のイメージが付きにくい問題は、事前に3Dプレゼンソフト、工事中は現場でフリーハンドにて立体的に考えられる打ち合わせを重ね、家族人数に対する収納量についてもご納得を頂くことができました
④今回リノベーション範囲のエリア断熱が叶えられるように、床や天井は当然、壁は古民家の風合いを残したいとのご希望により室内壁をふかし、内断熱と気密シート貼りの施工とすることで断熱性能を高めました
⑦テレビの希望される配置と階段位置が重なってしまうことで階段の収納をどう使いやすくしようかという問題を、壁から特注のアームを設置することでテレビを可動式としました


施工前はこちら
施工前図面

 

・先代より継いだ20代のお孫さんがから「祖父から譲り受けたものなので、新しい家族とできれば長く住んでいきたい」との素敵な思いを知りました
・古い上に使わない物も多くあり気が重くなることも理解できました 
 しかし雨漏りや蟻害は目立った部分は無く、古民家インスペクションを実施した結果、健全な状態の住宅であることが確認できました
・思い出の品である趣のある階段収納を今回のリノベーションの一部として利用できないかというご要望をいただきました
・歴史を残しつつ現代的な生活空間へと生まれ変わらせてほしいという思いが伝わってきた現地調査でした

ゆい・リビングによる施工中の様子

古民家でも断熱性能の向上
天井と床は隠れてしまうので問題は少ないのですが、壁の断熱は外断熱施工にすると古民家らしい外装になりにくいこともあり内断熱としました

施工が完了しました
施工後図面

 

収納階段位置とテレビ位置の両立 【横スィング壁掛けテレビ】
階段の位置は梁方向により設置自由度は低く、テレビの位置も残す柱の位置によるリビング、ダイニング、キッチンどこからも見やすい場所というご要望でした しかしこの位置以外がなく、テレビ台を置くとどうしても収納が使いづらくなります。そこで、簡易的に可動できる機構をTOTOのアームレストの部品を利用し、壁掛け用金具を取り付けられる部分を特注することで横使いにできます。この機構により誰でも簡単に可動できます

リフォームされたお客様の声

①古い家の為不安でしたがが古民家専門の方がインスペクションを行ってくれ、報告書を頂いたことでこの家の状態や文化的価値を知ることができリノベーションを行う覚悟ができました
②③⑤⑥私達が納得できるまで何度もプランニングしてもらえ、また現地で打ち合わせをすることで高さや段差、圧迫感の有無など実際に暮らしたときのイメージを持つことができました。
④既存の部屋との差が肌身で感じられ、断熱の重要性を感じています。
⑦残したかった階段は「こんなこともできるんだ!」とアイデアに驚き、そのままの形で残せて有難かったです。

リフォーム担当者の声

①プラン設計前に「古民家インスペクション」を行うことで家の隅々まで現況検査を行い、更に現代の在来工法と古民家の伝統構法の違い、そして300年は裕にもつ古民家の貴重さを知って頂きました
②③⑤⑥家の中心より北側の部屋に採光が有るようにと家の中心に廊下を配置し部屋を北側に面し、抜けない柱や梁は見せて「上手に付き合っていく」ようにと間取りを、収納も生活動線上にあるようにとプランニングしました
④未施工範囲への断熱対策は諦めなければなりませんが、リノベーション範囲のエリア断熱を行うことで、断熱効果によるメリットとデメリットをご理解いただきました
⑦テレビの希望される配置と階段位置が重なることで、通常設置されるテレビ台では階段収納が「使える」という状態とまでは言えないと感じたので、容易にテレビが移動できる方法を提案しました

 
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