間接照明の使い方も勉強になる
フランス旅行記
旅行中に自分が興味を引くものがあると、すぐ立ち止まります。
立ち止まる理由は次の通りです。
「どうなってんの?」
「すごー!」
「めちゃキレイ!」
言葉がチープなので、もう少しプロっぽく表現すると
「どんな仕組み?」
「壮大なスケール!」
「なんて美しい意匠!」
という言葉になります。
これは、世界遺産地区であるパリ発祥の地、シテ島に建つコンシェルジュリー。
「コンシェルジュリー」とは、旧王宮の司令官、「守衛(コンシェルジュ)」がいた場所を指します。
外観は城のようですが、裁判所と牢獄の役割を担ってきた少々いわくつきの場所です。
ここに収容され、断頭台へと臆された貴族や革命家、文学者は2600人にものぼり、フランス王妃マリー・アントワネットもそのひとり。
アントワネットが幽閉生活を送った独房はコンシェルジュリー最大のみどころとなっています。
この写真はこのコンシェルジュリー内部のもの。
歴史も去ることながら、ここで足を止めたのは、「どうなってんの?(どうやって作ってるの?)」ですね。
フランス語読めないのでこの部屋の趣旨(コンセプト)が判らずじまいでしたが、ただただ「なんてキレイ!(かっこいい!)」で息をのみました。
たぶん名前が書いてあるのだと思いますが、幽閉されていた人の名前だとすると、慰霊所かな?と。
間接照明の使い方も、勉強になります。
北欧には北欧の美意識があって、日本とは見た目は違えど相通ずる部分もあるので、上手に融合したデザインを表現できたら楽しいだろうなと思います。