50年以上の木造住宅=古民家

50年以上の木造住宅

50年前は昭和45(1970)年くらいですかね。

この年より前に建てられた木造住宅(軸組み工法)は古民家と呼んでOKです。

この古民家、前回にお伝えした中で「戦前は無条件で古民家」と記載しました。ということは戦後に建てられた木造住宅は終戦(昭和25年)~昭和45(1970)年以前に建てられた約20年の間に建てられたお家を指していることになりますが、その戦前と戦後で何が違うのかを説明しますね。

前々回にも触れましたが、建築基準法整備が有ったか無かったかでまず分けられます。戦前は無かった。戦後は有った。

建築基準法が無かった時代に建てられた工法を「伝統構法」。建築基準法ができてから建てられた工法を「在来工法」と言います。

「伝統構法」は、基本土台部分を石、骨組みを木、壁は土、屋根は茅(かや)や瓦等で造られています。太い木の接合部に穴をあけ(メス)、太い木の接合部を細く切り(オス)、オスとメスを接合して組み立てていくのですが、土台で使われている石の上にドンと大きな柱が乗っているだけで、その石と木はつながれていません。


「在来工法」は、土台部分は鉄筋コンクリート基礎(無筋もあります)、骨組みは木、壁や屋根は色々なものが使われるようになりました。比較的細い木と木を金物で接合し、コンクリート基礎としっかりつながれます。




ん?

古民家は素晴らしい建物、後世に残すべき建物だと言っているのに、伝統構法はなんだか「地震が来たら大丈夫なの?」と思ってしまうようなしっかりしていない造りなんじゃないか。在来工法の方がしっかり造られていそうで安心に感じるのですが、、、というお声が聞こえてきます。

では、次回に謎解きをしましょう。

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