あとから来る者のために

坂村真民という詩人をみなさんはご存知ですか。

私がこの詩と出会ったのは今から7年前ですが、深く感銘を受けたことを覚えています。


あとから来る者のために

あとから来る者のために
田畑を耕し
種を用意しておくのだ
山を
川を
海を
きれいにしておくのだ
ああ
あとから来る者のために
苦労をし
我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる
なにかをしてゆくのだ


真民先生はこの詩を65歳の時に書き、90歳の時に書き直してこの詩となったようです。

43歳の私にもこの詩の良さはとても理解できます。

ただ、その意味をこれからの人生経験によってさらに深くすることができればと思っています。

「なるほどね」
「そういうことね」
「わかってる」

日常でよく使う言葉です。

ですが、その自分以外から伝わる情報の真理を本当の意味で理解するのは、そんな瞬間にできるものではないと思うのです。

正しく表現すれば言葉は長くなりますが、要は1を見て10を知る、ということを鵜呑みにしない、ということ大切だと思います。


こうコラムを自分で書いていて思うのも何なんですが、自分ができているかというと「・・・」となります。

目で見えないものは人と比べようは無いのですが、こういう「深さ」みたいなものを計る指針というのは、これまでどんなことを考え、どんな人と関係を深め、どんな情報を得て、それらにどれだけ真剣に向き合ってきたかで、物の見え方は変わってくるのだと思います。

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